茶々亭はなれ

仙台や故郷佐渡のこと、趣味の音楽、うんちくなどをフォト日記でご紹介。オリジナル曲もアップしていきます。


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Category: 俳句写真   Tags: ---

六・七月の俳句


〓 六 月 〓

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山影の蒼き湖面や行々子

佐渡の加茂湖畔の夫の家で夏休みを過ごした10数年
晴れた日の夕方には湖面に金北山の影が蒼く写り
芦原の方で行々子が鳴くことが度々であった
季語は「行々子」

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佐渡の波微かなりけり蚊火の宿

また 夏休みの佐渡では 子供の頃から可愛がってくれたおばちゃんたちと会うのが何よりの楽しみで
その時の民宿の部屋には 蚊取り線香が燃えていた
季語は「蚊火」


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表札の薄れし文字や紫蘭咲く

この町に住んで30数年 どの家も古くなってきました
木製の表札の墨の文字がうすくなってしまった家の脇に
紫蘭が元気いっぱいに咲いて見事だった
季語は「紫蘭」

大夏木屋根の一つを抱きをり

散歩コースの農家の庭にとても大きな欅があり
母屋の屋根をおおうように枝を広げていた
季語は「夏木」

夏帽を手に表われし笑顔かな

腎臓移植をした友人がご主人を伴い 採れたてのトマトを土産に訪ねて来てくれた
とても元気そうで 4人で楽しくおしゃべりをして帰って行った
季語は「夏帽」


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境内の絵地図見入りし夏帽子

川崎大師での俳句大会に参加したとき 一人の老人が真剣に寺の絵地図を見ていた
私も予習はしていったのだが その絵地図に助けられた
季語は「夏帽子」

雲間より光一条燕の子

川崎大師の句会に行くとき 参道の雲の切れ目から光が差してきた
門前町には 子燕が飛んでいた
季語は「子燕」


〓 七 月 〓

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谷戸奥に青田の風の集まれり

バスにて田んぼの広がる谷戸へ出かけた 目の前に青々と波打つ稲田が広がっていた
心地良い風に吹かれながら 谷戸の奥へと散歩したときの句です
季語は「青田」


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ゆうゆうと流るる運河大西日

東京都の高層マンションに住んでいる娘の子どもの塾の送り迎えを引き受けていたとき
立ち並ぶ運河の周りのビルの窓や運河に真っ赤な夕日が映るのを見るのは楽しかった
季語は「西日」

風蘭を吊るせし軒や夜のとばり

まだ子どもたちが小さかったころ 夫の友人に招かれて沢蟹を捕りに出かけた
その時 土産にもらった一鉢の風蘭が30数年経った今でもこの時期になると素晴らしい香りをとどけてくれます
季語は「風蘭」

包丁の涼しき音や朝仕度

朝食はパンです
夫はコ-ヒ- ヨ-グルト ジャムなどを用意してパンを焼きます
私は数種類の野菜をひたすら刻み サラダを皿に山盛りに作ります
季語は「涼し」


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青柿やいつまで続く立ち話

幼稚園バスを見送ってからの若いママさんたちは
いつまでも楽しげに立ち話を続けている光景をあちらこちらで見かけます
季語は「青柿」

鈴生の青柿の間の空の青

マンションの周りには点点と農家があり
散歩の途中に 小ぶりながらぎっしりついた青柿の間から真っ青な空を見かけたときの句です
季語は「青柿」


※ 俳句は いずれも郷さんからお寄せいただいたものです



今日もお出でいただき ありがとうございました





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テーマ 写真日記    ジャンル 日記



 

Comments

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 表札の薄墨は吉相ってどこかで聞いたことが有ります。

 長くその地に根付いている証拠らしいです。

 それを知らず自分家の表札をマジックで塗り直した奴です。

 船のカットええですね~。こんな感じの好きです。

Edit
お忙しい中写真はちゃんと撮っているんですね。
さすがです!
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v-132 おデビン さん

おはようございます。
いつもありがとうございます。
表札と言えば、自分の中でけっこう凝ってみたいような気がするもののひとつです。
でも、マンションでは表札を掲げている家の方が少なく、その例に倣っています。
ストーカーや押し売り対策、個人情報保護・・・、そんな時代なんですね。
船の写真は実家のある佐渡の漁港で撮ったものです。

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v-132 mu.choro狸 さん

おはようございます。
いつもありがとうございます。
「当然です」と言いたいところですが
リフォーム中は工事現場の記録をコンデジで撮るくらいのものでした。
俳句写真に限っていえば、ほとんど後付にならざるをえないため
ほとんどストック写真から選ばせてもらっています。

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Editもう
なん十年も
毎年、毎年
咲いてくれていた「紫蘭」
今年は
花が咲きませんでした。

どうしたんだろ・・・。
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v-132 はなこころ さん

おはようございます。
いつもありがとうございます。
毎年咲いてくれていたのに・・・
そんなこともあるんですね。
来年はまた咲いてくれますように。

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